柏洋通信

Vol.11-20

2016.07.09

柏洋通信Vol.20

 【7/9 日本ものづくりワールド 特別講演に行ってきました。】

 6月22日から24日まで、東京ビッグサイトで開催された「第27回 日本ものづくりワールド」に行ってきました。
このイベントは、「第27回 設計・製造ソリューション展」、「第20回 機械要素技術展」、「第7回 医療機器 開発・製造展」、 「第27回 3D&バーチャル リアリティ展 」の4つの専門展から構成され、国内はもとより海外からも含め2000社以上がビッグサイトの東ホール、西ホールを埋め尽くします。
最新のCAD、生産管理システム、3Dプリンタから、製造業を下支えする基幹部品である軸受・ベアリング、ねじ、ばねなど、 その他加工技術、計測機器、バリ取り機、試作、OEM、3DCG技術、高精細ディスプレイに至るまでを網羅。 しかも世界的な大企業と、腕に覚えのある東京下町の町工場が肩を並べて一堂に会する、文字通り日本のものづくりの全貌がここに揃い踏み、と言っても過言ではないでしょう。 とても一日では回りきれない一大イベントなのです。

さて、私のお目当ては23日に行われた特別講演「マツダのモノ造り革新とグローバル生産」(菖蒲田専務執行役員 品質・ブランド推進・生産・物流統括)です。
マツダは「今最も輝いている自動車メーカー」だというと、賛同される方は多いのではないでしょうか。
米国フォードの資本参加と撤退を経て、大変厳しい時代を乗り越えた今、運転する楽しさ、喜びを前面に打ち出した「マツダらしさ」は、広く私たちの共感を呼ぶところです。 私の周りでもマツダ車のファンは確実に増えています。そんな旬の自動車メーカーの「モノ造り革新」に、興味津々なのは私だけではありません。
当日は会場に多くの人たちが詰めかけ、急遽映像で視聴する会場も追加されたほどでした。

まず世界シェア2%という現実を踏まえ、マツダというブランドをどのように再構築していくかがポイントでした。トヨタやGMと同じ土俵では戦えないことは自明の理です。
嘗てバブル期に軽自動車から高級車まで、フルラインナップを目指して無残にも挫折した苦い歴史もありました。 そこで編み出されたコンセプトが、テレビCMでもお馴染みの「ZOOM ZOOM」です。
「ZOOM ZOOM」とは日本でいう「ブー、ブー」のこと。子供がおもちゃのクルマで遊ぶ際、無意識に出てくる言葉です。 正にクルマの楽しさやドキドキ感を体現していると言えるでしょう。マツダのクルマ造りの原点がここにあります。
次にデザインです。マツダのクルマには、コンパクトカーからセダン、SUV、スポーツカーに至るまで、共通した匂いがあると思います。 それが魂の動きをカタチにする魂動デザイン(KODO:SOUL of MOTION)です。
そして動きのある、複雑かつシャープなボディラインを市販車に忠実に再現するには、新たな技術開発が不可欠でした。 2016年ワールドカーオブザイヤーを受賞したロードスターは、試行錯誤の末に到達した魂動デザインと技術の集大成なのです。 ライバルたちはいずれも本場ヨーロッパの一千万円近い超高級車ばかりですから、喜びもひとしおだと言います。
と同時に製造工程の革新にも挑みました。技術開発の長期ビジョンとして掲げたのが「世界中の自動車メーカーが驚くような革新的な内燃機関を搭載したクルマを開発・販売する」でした。 しかし、これを実現するには従来のモノ造りの延長では不可能です。技術革新を伴う様々な商品を開発・生産しながら相反する特性を実現し、 複数の車種をあたかも単独の車種を生産するかのように効率化するというものです。例えばエンジンは従来排気量が違えば機構大きく異なり、 工程や部品も違って当たり前の世界でしたが、異なる排気量でも共通構造を実現し、製造効率を飛躍的に向上させました。
そして開発も工場も販売も、全てのマツダマン&ウーマンの視線の先には、常にクルマの大好きなお客様の笑顔がありました。

柏洋の得意技を活かし、将来的にどのような分野に軸足を置くべきなのか、どのような技術に特化して磨き込んでいけばよいのか。 現在日々悩みながら模索しているところです。大手と同じ分野で戦うには無理があるのは当然です。
マツダと当社では規模や分野は大きく異なりますが、今回の講演は当社が将来進むべき道を考えるうえで、示唆に富んだ内容であったと感じました。

代表取締役社長
七島 徹
  
◆次代を担う最先端の技術から製造現場を支える基幹部品まで、ものづくりの全てが集結しました。


◆多くのエンジニアたちが、今が旬のマツダの動向に注目です。

2016.07.05

柏洋通信Vol.19

 【7/5 新入社員歓迎ボーリング大会に参加しました。】

 今年は新卒が3名、中途入社が1名の計4名を迎え、6月22日に恒例の組合主催「新入社員歓迎ボーリング大会」が開催されました。
いつの時代でも新しい仲間を迎えるのは心躍る出来事ですし、どのような組織であっても、新陳代謝が進まなければ活力が失われ衰退してしまいます。
毎年のことではありますが、このように新人を迎えることができることは、経営者にとって何ものにも代えがたい喜びです。

さて、会社においては昨年11月に行われた溶解炉の大規模改修を経て、その後透明から茶色、そして茶色から透明へと2度の色替えを成功裏に収めることができました。
大会に先立ち社長として一言お話をしましたが、「お客様のご理解とご協力の下、従業員の皆さんの頑張りがあったからこそできたこと」と、改めて感謝の気持ちを表した次第です。

大会は例年同様に熱戦が繰り広げられ、各レーンでは好プレー、珍プレーが続出。職場の違いや年齢の壁も越えて大いに盛り上がりました。
当社の決算は7月ですから、今期も残すところ1カ月余りとなりました。
経済情勢は益々混沌とするばかりとはいえ、明日から全社一丸となってラストスパートをかけ、来期に繋がる良い形で終えたいものです。

代表取締役社長
七島 徹

◆私事で恐縮ですが、数か月前から首、腰、右手首に痛みがあって、今年は残念ながら応援に回りました。


◆今年も工場長の始球式で熱戦の火ぶたが切られました。


◆今年も4名の新しい仲間を迎えることができました。


◆優勝おめでとう! 明日からまた一緒にがんばりましょう。

2016.06.17

柏洋通信Vol.18

 【6/17 異業種交流・勉強会に行ってきました。】

 私は3年程前から「スモールサン」(中小企業サポートネットワーク)という異業種交流・勉強会に参加しています。 この勉強会は立教大学経済学部教授の山口義行先生が主催するもので、全国二十数か所でゼミナールと称する勉強会が開かれています。 山口先生は中小企業の動向に詳しく、NHKの「クローズアップ現代」その他の番組に頻繁に登場し、「日本経済の元気は中小企業の頑張りにかかっている」と語ります。 と同時に、ご自身でも中小企業を支援する様々な活動を行っています。「スモールサン」はそうした活動の一つなのです。

私はとあるイベントで開かれた山口先生の講演を、たまたま聞く機会がありました。その際、先生の「中小企業の社長は、半径1メートル以内の情報でしか経営していない」 という発言にショックを受け、「スモールサン」に興味を持ったのがきっかけでした。半径1メートル以内の情報とは、同業の経営者や取引銀行の担当者との会話から得た情報という意味で、 極めて狭い世界の情報です。一方で先生は中小企業の経営者こそ「マクロ経済に精通すべし」と激を飛ばします。 そして流れの先を「読む力」、様々な情報を掴むための「問う力」、信頼しお互いに協力し合える仲間を作る「つなぐ力」が重要だと言います。

私は自宅が近いこともあって横浜ゼミナールに参加しています。会員は十数名と小ぢんまりとした会ですが、30代から60代まで、 創業者から二代目、三代目、サービス業から建設、我々のような製造業まで、もちろん女性社長も含む多種多様な企業の経営者が集っています。 活動内容は講師の先生から話を聞く座学だけでなく、実際に手や体を動かし議論を戦わす実戦形式。毎回私もたくさんの刺激をもらい、その場で学び気づかされたことを、 会社に帰って取り入れることもしばしばです。

さて、今回は山口先生直々の「2016年度の経済動向と中小企業経営」と題した講演です。 先生は「中国経済の失速により世界経済は“けん引役”を失い、停滞期に入ろうとしています。いよいよ“本格不況”の足音が大きくなり、 既に日本経済にも深刻な影響が出ています」と語ります。アベノミクスの限界が見えてきた今、「歴史的転換点にいることを認識し、 そういう時代感をもって経営に取り組むことが不可欠ですが、皆さんはそのような認識をお持ちだったでしょうか」と警鐘を鳴らします。 デフレからの脱却がようやく見えてきたと安堵した矢先のことだけに、この変化にどのように対応していけばよいのか、予断を許さないとともに、気の引き締まる思いを強くした次第です。

代表取締役社長
七島 徹

◆山口先生は中小企業の応援団としてテレビ、ラジオへの出演の他、経済産業省その他の各種委員を歴任。
現在も外務省参与として中小企業の海外展開を支援する。
専門の金融論に関する著書の他、中小企業の経営者に向けた著作も多い。

2016.06.14

柏洋通信Vol.17

 【6/14 福島サンケンさんと第2回5S交流会を実施しました。】

 6月3日、福島サンケンさんの宇津野社長をはじめとする5名の方々が当社を訪れました。 前社長の嶋内さんと私が5Sの話題で意気投合し、去る3月14日に我々が福島サンケンさんを訪問したことは、既に柏洋通信のVOL2で書いた通りです。 これからも両社で5Sの交流を続け、活動をさらに活性化させていこうということになりました。 今回はその一環として、福島サンケンさんの5S事務局の渋谷かおりさんから、当社の工場見学の希望が寄せられていました。 ここでは当日の詳しい内容までは紹介できないものの、私の感想を幾つかお話ししたいと思います。

工場見学の後で当社の5S推進役も交え、両社でディスカッションを行いました。 その中で、サンケンさんは5Sを浸透・定着させるため、様々な工夫をされていると改めて感心しました。 定期的に行っている挨拶チェックは、始業前に管理職が従業員を工場の入口で出迎え、お互いに挨拶を交わします。 声が小さい(聞こえない)時は改善書の提出が求められます。また服装や履物チェック、私物ロッカーの抜き打ち検査なども行われています。 大の大人を捕まえてそこまでやるのかと疑問に思う人もいるかもしれませんが、いずれも5Sの基礎となるもので、 社会人、企業人として当然備わっていなければならない資質です。安全や品質を担保する上でも、 お客様の信頼を得る上でも、決しておざなりにできるものではありません。果たして当社の現状はどうかと考えると、残念ながら首をかしげざるを得ません。

福島サンケンさんは半導体の検査やLED照明を制作していることから、当社とは作業環境が大きく異なります。 特に当社の成形現場の熱気と騒音には驚かされたと言います。仕事柄床面は離型剤やその他の油が飛び散りやすく滑りやすい状態ですから、 つまずいて転ぶ危険性は十二分に考慮しなければなりません。ましてや絶えず動いている機械や高熱の溶解炉側に倒れ込めば、 思わぬ大事故にも繋がりかねません。サンケンさんからその危険性についてご指摘を受けるまでは、 我々にとって余りにも日常茶飯事のことだけに、ついぞ話題にも上りませんでした。 慣れとは恐ろしいもので、安全に対する感覚が鈍くなってしまっていたと反省すること至極です。
異業種の方々、それも全く利害関係のない方々との交流は、忌憚のない意見を聞くことのできる貴重な場です。 今回は極めて有意義な交流会になりました。

代表取締役社長
七島 徹

◆検査機で排除されたびんを手に興味津々。たくさんの質問が寄せられました。


◆予定の時間をオーバーするほど活発な議論が展開されました。貴重なご意見をいただきまして、改めて感謝いたします。

2016.06.13

柏洋通信Vol.16

 【6/13 インテリアライフスタイルTOKYOに行ってきました。】

 6月1日、東京ビッグサイトで開幕したインテリアライフスタイルTOKYOに行ってきました。
東京から世界へ向けて「ライフスタイルを提案する」インテリア・デザイン市場のための国際見本市として、 インテリアのみならず、ライフスタイル全般、食器、雑貨、キッチン・バス・トイレタリー用品、食品・調味料に至るまでを網羅しています。 私も最先端のデザインに触れられる場として気になっていました。

あふれるほどの製品に囲まれ豊かさを謳歌し、もう欲しいものなど見つからなくなったといわれて久しい日本ですが、 そんな時代だからこそ、デザインの持つ力が注目されるのでしょう。ガラスびんにもそれは当てはまります。 当社も大学のデザイン研究室とコラボを始めて数年が立ちましたが、中身の価値をさらに引き立てるデザイン力が、これから益々求められると感じています。

使い勝手や機能を損なうことなく、シンプルかつセンスの良さを追及する視点がポイントなのだと思います。 ジャパンクールとして世界が注目する和のデザインや、今や日本でもすっかりお馴染みの北欧デザインは、 そうしたトレンドの最先端なのでしょう。どちらのブースもたくさんの人で溢れていました。

FOODISTと名付けられたブースでは、国内外からデザイン性の高い選りすぐりの食品が集められていました。 ガラスびん入りのものも多く、いずれもセンスの良さが光ります。当社のびん入り製品も数多く展示されていたのはうれしい驚きでした。
出展されていたあるお客様から、「紅茶の茶葉をガラスびんに入れたいが・・・」と相談を持ち掛けられました。 お話を伺うと、紅茶は缶入りが普通だが、透明びんで中身が見える形で販売したいとのこと。 但し茶葉は紫外線を嫌うそうで、現実的にはガラスびんでは難しいでしょう。 私もびん入りの紅茶は全くの想定外でしたが、お客様のこうした斬新なアイデアに応えるために、私たちにも柔軟な発想が求められていると改めて感じたところです。

代表取締役社長
七島 徹
 
◆世界に誇る和のデザイン。当社のガラスびんにも積極的に取り込んでいきたいです。

 
 
◆当社の製品も数多く並んでいました。ラベルとの相乗効果でデザイン力がアップします。

2016.06.11

柏洋通信Vol.15

 【6/11 55期下期QC活動目標設定レビューが開催されました。】

 5月26日、当社の研修室で第55期下期QC活動目標設定レビューが開催されました。  今回は本社を除く各職場から16チームが参加し、活動テーマや達成すべき目標、そして成果を評価する基準などが発表されました。  同時に内容のブラッシュアップを図るため、管理職や外部のアドバイザーと質疑応答が行われました。

結論から言うと、3月に行われた上期の発表会と同様に、停滞感を禁じ得ないというのが正直な感想です。 テーマはもちろん現在職場が直面し、生産性や品質を改善するために喫緊で解決しなければならない課題であるべきです。 しかしながら、全体的に言えることですが、現状認識が甘く個人で取り組む改善提案レベルのものが目に付きました。 厳しい論調にはなりますが、容易に達成できそうな安易なテーマでは、チームで取り組むQC活動にはそぐわないと言わざるを得ません。

さらに言えることは、各々のチームの活動に、成果を水平展開しようとする認識が欠けていることです。 当社は交代勤務の職場が多く、4つの班が交代で同一業務に従事しています。従って、ある班で克服された課題がその他の班にも共有されなければ、 効果は僅か四分の一に留まってしまいます。場合によっては、必要のない混乱まで引き起こしかねません。 また成果の達成度についても、本来は客観的に評価できるよう数値などの明確な基準が必要ですが、ほとんどの班で極めてあいまいなままです。

当社のQC活動は、今大きな山場を迎えていると感じています。私たち管理職サイドにも問題があることは明白ですが、 QC活動とはそもそも現場の問題意識や自主性を重んじる活動です。本来のあり方をそのままに、 どのように軌道修正していけばよいのか、当社にとって難しい課題が見えてきました。

代表取締役社長
七島 徹
 
◆管理職との意見交換を通じて、本来取り組むべき課題や目標が明確になっていきます。


◆今回も足立講師から、貴重なアドバイスをいただきました。

2016.06.10

柏洋通信Vol.14

 【6/10 品質改善プロジェクトが一区切りを迎えました。】

 昨年の6月からスタートした品質改善プロジェクトも、5月24日で11回目を数えるまでになりました。
当初は高まる一方のお客様の品質要求に応えるため、また足元ではクレームの件数が一向に減らない現実を危惧し、 私が「独立行政法人中小企業基盤整備機構」(以下中小機構)に支援をお願いしたことが発端でした。
そして中小機構から派遣していただいたアドバイザーが市川さんでした。
市川さんは大手弱電メーカーのOBで、ある自動車メーカーが米国でベンツやBMWをターゲットに高級車の分野に進出する際、 車載される純正カーオーディオの品質管理のトップを務めた方です。既に欧米でも日本車の価値は燃費の良さなどから認められてはいましたが、 こと高級車の分野では先行するドイツ勢に全く太刀打ちできなかった時代です。
オーディオにも高級車にふさわしい見栄えと品質が求められるのはもちろんですが、アメリカという国の環境や人々の価値観、 そして大柄なアメリカ人の使い勝手に至るまで、徹底したマーケットリサーチが必要でした。 音質にこだわり抜く工場サイドと、あくまでアメリカ人の好みや使用条件を重視する市川さんサイドでは、 一歩も引かない丁々発止の攻防が続いたと言います。

結論から言うと、「良い品質」とは作り手の思い入れなど関係なく、あくまでお客様が満足するかどうかということです。
当初は半年もあれば、何らかの改善策をまとめることができるのではと楽観視していたのですが、とんでもない思い違いをしていたことを思い知らされました。 結局1年という時間を費やし、紆余曲折、メンバーも変わりながら、ようやく品質管理の入口にたどり着くことができたというのが実感です。 それほどに品質を管理するということは、奥の深いものだと痛感した次第です。
お恥ずかしい話ですが、私たちもようやく「品質」とは、コストや納期に優る経営の最重要課題なのだと気づきました。
現在の活動は実際に発生したクレームを対象に、真の原因を明らかにするため、プロジェクトのメンバー全員で「なぜなぜ分析」に取り組んでいるところです。 これも品質改善の基本中の基本として、広く生産現場で実践されている手法ですが、中々理屈通りに進むものではありません。
何度も実際に「なぜ、なぜ」を繰り返さなければ、真の原因に近づくどころか、とんでもない方向に向かってしまう危険性があると感じています。 遅ればせながらまずはメンバーが手法を体得し、徐々に全社に浸透させていく計画です。 また並行して新製品の開発から市場へ投入するまでの一連の過程を、「初期流動管理」としてまとめ上げる作業も進めています。
今回のプロジェクトをもってひとまず市川アドバイザーとの活動は一区切りを迎えますが、品質改善の道に終わりはないと、 メンバー一同気持ちを引き締め、新たな課題に取り組んでいきます。

代表取締役社長
七島 徹

◆市川アドバイザーから当社に対する厳しい指摘が相次ぎました。


◆実際に発生したクレームを基に「なぜなぜ分析」を行います。


◆品質はコストや納期に優る経営の最重要課題です。


◆市川アドバイザー(前列右端)、中小機構東北 矢内センター長(前列左から二人目)とメンバーたち。

2016.06.06

柏洋通信Vol.13

 【6/6 ヘルスフードエキスポに行ってきました。】

 5月18日から始まった第14回ヘルスフードエキスポは、同時開催の国際食品素材/添加物展とともに、 いわゆる「健康食品」の展示会としては国内有数の規模を誇っています。 出展社の数は海外からも含め500社近くに上り、健康食品の原料や添加物を扱う企業だけでなく、製造機器や検査装置、委託製造メーカーなども加わり、 年々その規模を拡大してきました。
健康食品というと昔は少々うさんくさいイメージも無きにしも非ずでしたが、急速に国の法整備も進み、 一定の効果や効能を謳うことのできるトクホや機能性表示食品などが市場に出回るようになって、 我々消費者にもすっかりお馴染みになりました。
従来は中高年の老化予防のための栄養補助食品といった意味合いが強かったものの、 いまでは若い女性向けのダイエットや美容の分野でも一般化し、さらにはスポーツで消費したエネルギーや栄養素を手軽に補充できる食品として、 若い人たちの日常のシーンになくてはならない存在にもなっています。
さて、私はヘルスフードエキスポとは、各社が素材の持つ機能や可能性をアピールする場だと考えています。 膨大な数の素材の中から、毎年テレビ番組で取り上げられるなどしてヒット商品が生まれることは、皆さんもご承知の通りです。

健康食品はガラスびんにとっても重要な分野です。これからも健康食品のトレンドから目を離せません。

代表取締役社長
七島 徹

◆今年もお台場のビッグサイトで5月18日から20日まで開催されました。

 
◆大手食品メーカーも健康食品の分野に積極的に参入しています。

 
◆なぜか会場に忍者が参上!!忍者の携帯食は実は機能性食品だった?伝統的な日本食の食材は健康食品の宝庫なのです。

2016.06.05

柏洋通信Vol.12

 【6/5 目標設定レビューを行いました。】

 4月26日、6,7,8級者(係長。課長相当資格)を対象とした目標設定レビューを行いました。
当社では今期から目標管理制度の導入を目指し、外部のコンサルタントの協力を仰ぎながら活動を行ってきました。 今後、知識、技術、技能のレベルアップや次世代への継承を考える上で、目標管理をベースとした人事評価制度の確立は欠かせないとの考えによるものです。 事前に売上や生産などの全社目標に基づき各部門ごとの目標を設定し、それらを達成するに当たっての課題を明確にします。 さらにそれに基づき、個々人の達成すべき目標を明らかにし、成果や進捗度合いを評価します。 その際、可能な限り数値などの客観的な評価基準を設定します。ここで重要になるのは、本人や上司が相互に納得できる評価基準です。 もちろん当社も従来から人事評価は行っており、そのための評価基準は存在しました。しかしながら、 お世辞にも客観的とは言い難く、抽象的な文言が並ぶ納得性の低いものでしかありませんでした。

目標管理で重要なことは、もちろん結果を出すことです。
しかし、それ以上に結果に至るまでの流れを見える化し、上司は部下の業務の進め方や進捗度を確認しながら指導することが重要だと考えます。 この一連の作業がすなわち、人材育成・開発そのものだと考えています。業務の流れを見える化することは、作業を標準化することにほかなりません。 作業の手順を細分化して簡潔な文章や写真で表し、注意すべき点や考慮すべき点を列挙します。 手順が明確だから、「できている」「できていない」の評価も自ずと納得性の高いものになります。 業務の流れを事前に把握できるので、どの段階まで進んでいるのかも理解できます。 本人と上司の間で目標達成に関する課題が共有できれば、その時点でゴールへの道筋がはっきりと示されたと言っても過言ではないでしょう。

目標管理の考え方は、特に製造現場では共感度が高いと思います。幾つものチームが目標に向かって同時に進んで行くのですから、 チーム間の技能や能力にばらつきがあれば、会社として結果を出すことはできません。 そのためには、チームを構成する個々人がそれぞれに必要な目標を定め、目標達成に向け努力することに違和感を抱く人はいないでしょう。  一方で営業や事務部門はチームといえども個人で完結する仕事が多く、個人の技能や能力に依存している部分が大きいと言われます。
したがって、業務が属人化しやすくブラックボックス化、すなわち周りから見えなくなってしまいがちです。 しかも、それを良しとする風潮も見られます。当社も例外ではありません。しかし、私は営業や事務部門の仕事も経験上少なくても80%は標準化でき、 見える化できると確信しています。そしてそれを怠ることは、人材育成・開発を放棄していると言わざるを得ないと考えます。

当社の目標管理制度は未だ緒に就いたばかりですが、私は必ずや定着化させなければならないとの思いを強くしているところです。

代表取締役社長
七島 徹
  
◆製造部門から営業部門まで、6,7,8級者全員がそれぞれ個人目標を発表しました。


◆発表後、部長以上の管理職との間で質疑応答が行われました。評価基準の曖昧さを指摘する意見が多く出ました。

2016.06.02

柏洋通信Vol.11

 【6/2 第二回色替えが完了しました。】

 4月18日の早朝から始まった第二回目の色替えは、無事23日に完了しました。初回に続きほぼ計画通りに進めることができたと考えています。

今回は茶から白(透明)への色替えになります。前回同様に原料の調合比を数段階に分けて徐々に茶から白へと切り替えていき、3日後の21日に 完全に白の調合比へ切り替え終えました。排出されるガラス(カレット)は時間が経過するに従って、前回の色替えの状況を映したビデオを逆回 しで見ているかのように、茶から徐々にグリーンへと変化し、最後はまたきれいな透明に戻りました。その間ガラスの性質が大きく変化する3日目 辺りで気泡が大量に発生することが懸念されましたが、今回はそうした状況も確認されることなく順調に色は変化していきました。

22日の午前中に福島県ハイテクプラザに検体となるガラスを持ち込み、詳しい分析を行ってもらったところ、色調、アルカリ溶出量、 比重、組成分析ほか全ての項目で透明なガラスの基準値を満たしました。さら慎重に色調の調整を行い、23日の早朝から順次生産を再開。 午前中には3ライン全てで生産を再開しました。

第一回目の白から茶への色替えに比べ、生産再開後の気泡の発生も抑えられ、 順調に生産は立ち上がりました。今後は専門家を交えて総括を行い、次回の色替えに備えます。

代表取締役社長
七島 徹
 
◆時間の経過とともに、排出されるガラスの色は茶からグリーンへと変化し、最後はまた透明に戻りました。


◆第一回目の色替えに比べ今回は気泡の発生量もぐっと抑えられ、順調な立ち上がりとなりました。