柏洋通信

Vol.61-70

2018.05.01

柏洋通信Vol.70

 【「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2018」お披露目会に行ってきました。】(5/1)

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◆ミス日本酒の乾杯で、華やかにお披露目会はスタートしました。

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◆今や日本酒ブームの牽引役は女性だと断言できます。

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◆「もうちょっと入れて」何れ劣らず素晴らしい日本酒ばかり。日本酒好きにはたまらない瞬間です。

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◆お披露目会の参加者には銘々にこんなおつまみが。照り焼きチキンのトルティーヤロール、生ハム、チーズ、バーニャカウダーなどなど。洗練された日本酒に実に会うんだな~。

 当アワードは今年で8回目を迎えました。
昨年のお披露目会はどうしてもスケジュールの都合がつかず断念しましたが、4回目の2014年から参加しています。
私は日本酒を巡る様々なムーブメントの中で、正に「今」を体現しているのが当アワードだと考えています。
そこで年ごとにどのような変化が見られるのか、定点観測の意味もあって、お披露目会にはできるだけ参加するようにしてきました。
数ある日本酒のイベントの中でも特に当アワードに注目するのは、 日本酒のさらなる普及に向け3つのボーダーを掲げ、それらを克服するためにチャレンジングな試みを次々と仕掛けているところです。
3つのボーダーとは、まず日本酒の魅力を若年層へ啓蒙し、「年齢の壁」を乗り越えること。
次に和の食材や調理法に固執せず、日本酒と食の新たな出会いを広めることで「業態の壁」を乗り越えること、 そして最後の3つ目はワールドワイドな視点で世界のマーケットに打って出る、文字通り「国境」という壁を乗り越えることです。
そしてこれらのボーダーを、ワイングラスという日本酒とは相容れないと思われていた酒器を使って、軽やかに飛び越えようする斬新な発想に大きな魅力を感じています。
口の広いワイングラスだから、日本酒の繊細な香りを余すところなく感じ取ることができます。
透き通ったワイングラスだから、美しい色味も存分に堪能できます。
ワイングラスで日本酒を嗜むことで、従来の酒器では味わい尽くすことのできなかった新たな魅力が醸し出されてきました。
こうした工夫が年を経るごとに認知され、今回は過去最高の263もの蔵元から合計901点が出品され、 その中から「ワイングラスでおいしい日本酒アワードメイン部門」「スパークリング酒」「大吟醸」「プレミアム純米」の」各部門で、最高金賞40点、金賞236点が選ばれました(http://www.finesakeawards.jp/#aResluts)。
さて、お披露目会は4月27日に虎の門ヒルズを会場に、82の蔵元が一堂に会して開かれました。
昨年までは六本木ヒルズで行われていたのですが、今年は出展する蔵元の数が増えたことから手狭となり、場所を移さざるを得なかったそう。
「費用がかかって、かかって・・・」という主催者側の声も聞こえてきましたが、これも盛況なアワードだからこそのうれしい悲鳴でしょう。
来場者の数も例年に比べさらに増え、女性の占める比率はさらに高まっているようです。
また我々を迎えてくれる蔵元の方々の中にも、女性が目立つようになりました。こうしたところにも、日本酒を取り巻く環境の変化が如実に表れているのだと思います。
当社にとってお酒の分野はまだまだ発展途上ですが、それでも当社の製品をご愛顧いただいているお客様との新たな出会いもありました。
毎年のことですが、試飲させていただいたお酒はどれも金賞以上の逸品ばかりです。
一介の呑兵衛として仕事(?)も忘れ、大いに楽しませていただきました。

代表取締役社長
七島 徹

2018.04.05

柏洋通信Vol.69

 【AI・人工知能EXPOに行ってきました。】(4/5)

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◆初日にも関わらず大勢の人たちでごった返していました。AI・人工知能は分野を問わず、最大の関心事なのです。

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◆今AI・人工知能で何ができるのか? 会場のあちらこちらでデモンストレーションが行われています。

 東京ビッグサイトで4月4日から6日の日程で開催された、AI・人工知能EXPOに行ってきました。
昨年から始まったこの展示会ですが、出展社の数は300社を超えて倍増だそうです。
機械学習やディープラーニングの急速な進歩によって、我々の日常生活には遠い存在だと思われていたAIや人工知能が、一気に現実味を帯びてきたというのが実感です。
そういった意味で、2018年は歴史に残る年になるのだと思います。
書店を覗けばAI・人工知能関連の書籍を集めたコーナーを、当たり前に目にするようになりました。
AIに仕事を奪われたり、はたまた支配されるのではないかと不安を煽る本まで目にします。
AI・人工知能の中身が大多数の人間にはブラックボックスなだけに、こうした話がまことしやかに語られるのでしょう。

さて、そんなSFチックな話は別にして、今や中小企業にまで活用され始めたと言われるAI・人工知能ですが、 「本当のところはどうなの?」を確かめるのが今回の目的です。
AI・人工知能と一口に言っても、ビッグデータを解析して様々な予測モデルを作るものから(あるブースではデモで貸し倒れリスクの予測をしていました)、 コールセンターや受付嬢(何も女性に限りませんが)を代替するチャットボットまで、応用範囲は実に多彩です。
個人的に関心が高いのは、マシンビジョンへのAIの活用です。
カメラで製品の検査を行う際、ガラスは光を透過すると同時に反射もするなど、実にやっかいな素材です。
漏れのないようにカメラの感度を一定以上に上げれば、品質に影響を与えないほどの微細な汚れやしわまでも、欠点と認識して排除してしまいます。
そこでディープラーニングを駆使して膨大な映像データを読み込ませれば、AIが人間の目と同じように微妙な差異を認識し、 良品排除を大幅に減らすことが期待されるのです。展示会ではマシンビジョンに特化したソフトウエアも出展されていました。
予めディープラーニングのアルゴリズム(手順)が設定されており、後は個々の会社で実際に生産ラインを流れる製品の映像を読み込ませるだけで、 最適な検査の環境を構築できるのだそうです。
オーダーメードからイージーオーダーへ、AI・人工知能のハードルも、確実に低くなってきていると感じました。
その他にも、昨年から急速に普及してきたと言われているRPA(Robotic Process Automation)の展示も目に付きました。
ロボットといってもペッパー君やアシモが、人に代わって仕事をするわけではありません。
厳密に言えばAI・人工知能とは異なるのですが、人がパソコン上で行う様々な事務作業を自動化するもので、定型化された入力作業などはお手のものです。

こうした展示会でいつも思うのが、やっぱり人間は素晴らしいということです。
膨大なデータを読み込んで、それに基づいて処理する能力では、既に人はAIに適わないと断言できます。
それでも、AI・人工知能には人の表情や素振りから相手の心情を読み取る、いわゆる空気を読むことなどできませんし、 様々な事象に心を動かされ、それを糧(経験)にして成長することなど有り得ません。
AIが目にする事象はあくまでデータでしかないのですから。2045年はシンギュラリティ(技術的特異点)と呼ばれ、 発展し続けてきたAI・人工知能が一気に人を超えると言われています。
仮にそうであっても、人がやるべきこと、人だからできることは数多くあるのではないでしょうか。
少々楽観的かもしれませんが、人の可能性を信じていたい自分がいます。

代表取締役社長
七島 徹

2018.03.29

柏洋通信Vol.68

 【今年も新入社員がやってきました。】(3/29)

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 今年は春の訪れが思いの外早く、当社の入社式を行った3月22日には東京の桜は早くも七、八分咲き。
当社の工場のある福島県二本松市ではまだまだ蕾は固いのですが、桜の開花に負けず劣らず、一足早く待ちに待った2名の新入社員がやってきました。

さて今年も入社式に当り、新入社員を前に恒例の話をしました。
一つは「ガラスびんの魅力と優れている点を理解し、ガラスびんを好きになるとともに、ガラスびんに携わる仕事に誇りを持ってもらいたい」、 そしてもう一つは「柏洋硝子の目指す全員参加型の経営を理解し、実践してもらいたい」というものです。

ガラスびんの魅力と優れた点はと言うと、例年は「安全性」「リサイクル性」「人間の感性や情緒に訴える力」、 この3つを上げていたのですが、今年はさらに1つ加えて「安心して捨てることができる」を加えました。
使い捨て社会からリサイクル社会への転換が、あらゆる分野で共通認識になっている昨今、 「安心して捨てることができる」がアドバンテージになり得るのかと、疑問に思われる方は多いことでしょう。
しかし、現在国内でも問題視され始めた「マイクロプラスチック」を考えてみてください。
自然界で完全に分解できないため、膨大な数の微細なプラスチック片が世界中の海を漂っています。
小魚がそれらを餌と一緒に食べて体内に取り込み、食物連鎖の過程でより大きな魚や海鳥に蓄積されます。
その結果、人間にも密接に関係する自然の生態系を破壊することにつながると、欧米では規制の動きが出始めています。
一方でガラスびんはどうでしょう。
決して奨励するつもりはありませんが、海岸にガラスびんを投げ捨てたとしても、潮の満ち引きや波にもまれるうちに、 数年も経れば細かく砕かれ、最後にはきれいな砂になってしまいます。
これは100%自然の素材でできているからこそ。
カリフォルニアにはかつてゴミ捨て場と化していたある海岸が、今では美しいグラスビーチとして観光名所になっているほどです。
これからは、無理なく自然に戻ることのできる素材が見直されると考えるのは、私だけではないでしょう。

柏洋硝子が目指す会社のあり方は全員参加型の経営。
私はそれをサッカー型経営と呼び、野球と比較して毎年入社式の場で話をしてきました。
ところが、ピョンチャンオリンピックを契機に、サッカー型からカーリング型へと考えが変わってきたのです。  サッカーというスポーツは、選手は監督、会社でいえば社長の基本となる戦略や戦術を理解した上で、 ピッチ上では自ら考え、仲間とコミュニケーションを取りながら、ゴールという目標を目指します。
実際の仕事の場面では、監督から逐一指示が飛ぶ野球型より、現場で刻々と変化する状況を睨みながら、 メンバーが相互にコミュニケーションを取りながら判断し、実行するサッカー型の方がしっくりするはずです。

そこでカーリングです。
今回のオリンピックで初めてじっくり見たと言うのが実情です。
銅メダルに輝いたカーリング女子のLS北見は、「そだねー」や「もぐもぐタイム」など、 和気あいあいとした明るい雰囲気で注目されましたが、私には会社や組織がどうあるべきかを考える上で、気づかされることが多かったのです。
刻々と変わる氷の状況を読みつつメンバー間で情報交換し、限られた時間内でそれぞれが意見を出し合い戦術を練る。  そして相手の出方を見て、想定される幾つかのパターンから最善策を選択する。
最後に「そだねー」で全員が納得したら、後は力を合わせて実行に移します。
戦況に応じた自主的な判断の連続は、日頃から自分で考え行動する習慣が身についていなければできることではありません。
単なる仲良しグループではない成熟したチームに、当社が追い求める理想の仕事の進め方や組織の在り方を見た思いがしました。
これから当社が目指す経営のかたちは、もちろん全員参加のカーリング型経営であることを、入社式で宣言しました。

今年も二人の新しい仲間を迎えることができ、経営者としてこれほどうれしいことはありません。
一日も早く仕事や仲間に馴れ、柏洋硝子の一員として育ってくれることを願ってやみません。

代表取締役社長
七島 徹

2018.03.26

柏洋通信Vol.67

 【「第14回 ガラスびんアワード2017」授賞式に出席しました。】(3/26)

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◆真中が最優秀賞の『久保田 雪峰』、向かって右が『ファーストエッセンスジン』、向かって左が『NEXT THE HAEVEST2017』。

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◆当社も健闘むなしく最終予選で敗退となりました。来年こそはリベンジです。

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◆受賞者の皆さん、おめでとうございました。

 去る3月15日、如水会館で開かれた「第14回 ガラスびんアワード2017」授賞式に出席しました。
アワードについては昨年の柏洋通信でも取り上げているので、ここでは詳しい内容は省きますが、 審査委員長にリリー・フランキーさん(9回目)、審査委員にフリーアナウンサー富永美樹氏(6回目)を迎え、応募エントリー数、297エントリー(449本)の中から各賞が決定しました。
3年連続でエントリー数が最高記録を更新するほどの盛況ぶり。
最優秀賞には千寿、万寿で有名な、あの朝日酒造の『久保田 雪峰』が選ばれました。
黒の加飾が施され、重厚なプレミアム感が醸し出されています。
お酒そのものの品質の高さと相まって、瞬く間に完売してしまったそうです。
また優秀賞にはアルケミエ辰巳醸造の『ファーストエッセンスジン』と、福禄寿酒造の『NEXT THE HAEVEST2017』が選ばれました。
アワードの詳細については、日本ガラスびん協会のHPをご覧ください。(http://glassbottle.org/glassbottlenews/1531)
いずれの受賞作も甲乙つけがたい力作揃いです。
今回は例年以上に中身の価値をより高める、デザイン力の際立った作品が選ばれたのではと感じています。
こうした力は正にガラスびんだからこそ。
他の素材の容器には決してまねのできない、ガラスびんだけが有する大きな魅力だと思います。

さて、当社も今回のアワードにはエントリーしているのですが、残念ながら昨年に引き続き最終予選であえなく敗退となりました。
まだまだ中身の価値を高めるまでには至っていないのか、反省至極です。
来年こそは最優秀賞を目指し、また一から地道な努力を続けていきます。
リリーさん、富永さんはともに当アワードの審査を長く務められてきたこともあって、すっかりガラスびん通になりました。
時に審査委員の立場を離れ、一ガラスびんファンとしかとれないコメントも多く、終始笑いの絶えない楽しい授賞式になったことも付け加えておきます。

代表取締役社長
七島 徹

2018.03.23

柏洋通信Vol.66

 【9回目の色替えを実施しました。】(3/23)

 2月28日から3月4日の日程で、9回目の色替えを実施しました。今回は白から茶への転換になります。
今回は色替えに先立ち、製びん機にガラスを供給する個所に使われている、 スパウトと呼ばれる耐火物を交換する作業を行ったため、今までとは異なる手順になりました。
そのため、従来のスケジュールより1日多く費やすなど、慎重に作業を進めました。
色替えの過程では一時的に多くの泡の発生が見られましたが、生産再開の時点では十分に治まり、概ね順調に推移したと考えています。
その後12日には、今回の色替えの結果を検証するため、熔解技術向上プロジェクトを開催しました。  このプロジェクトは色替えに関するノウハウを蓄積するため、外部から有識者を講師として招き、毎月実施しているものです。
私も可能な限り出席しています。
講師の先生からは、色替えに限って言えば、当社のスタイルはほぼ固まったとの発言がありました。
今後はよりスムーズな生産の立ち上げや、熔解炉の自動制御など、さらに生産性を高めるための取り組みに軸足を移すべきとのご指摘も受けています。
当社としてやるべきことはまだまだあると、プロジェクトのメンバー一同、決意を新たにしたところです。




代表取締役社長
七島 徹

2018.03.16

柏洋通信Vol.65

 【FOODEX JAPAN2018 第43回国際食品・飲料展に行ってきました。】(3/16)

◆今年のフーデックスでも多くのお客様との出会いがありました。

◆内外から食品と飲料・お酒のプロたちが集結しました。

◆「福島プライド」は福島のおいしさと品質の証です

◆海外からの出展はガラスびんが主流です。センスの良いデザインが目白押し。我々も負けてはいられません。

 今年も3月6日から9日までの日程で、フーデックス2018が幕張メッセを会場に盛大に開催されました。
今年で43回目を迎える食品と飲料のアジア最大級の展示会として、国内のみならず、年ごとに海外からの出展者も増えています。
今回は83の国と地域から3,400社以上が集まり、会場も11ホールに及ぶ広大なスペースとなりました。
商品の展示に留まらず、各種アワードやセミナーなど、注目のイベントも目白押しなのですが、とても1日では見て回ることなどできません。
今年は仕事の都合で7日にしか行くことができず、海外からの出展ゾーンはほぼ素通り状態ですし、セミナーにも参加できないなど、 私に中ではもやもや感が残るフーデックスになりました。
それでも食品と飲料のこれからのトレンドに触れることができたり、新たなお客様との出会いもあって、貴重な一日になりました。


これだけのスケールだけに、来場者数も4日間で72,000人以上と群を抜いています。
会場の混雑も半端ではありません。
人気のブースでは、試食や試飲のために長蛇の列ができています。
じっくりバイヤーと商談する時間がとれないと嘆く出展者の方々の声も聞こえてきます。
他の同様の展示会に比べ、海外からの出展者の数がはるかに多いこともあって、 当社のお客様の中には敢えてフーデックスには出展しないという方々がいらっしゃることも事実です。
とはいえ、中部地区で当社のガラスびんをお使いいただいているあるお客様は、ハラルの認証を取得しアジアのマーケットを見据えているからこそ、 フーデックスへの出展は意義があるとおっしゃいます。
さらに国内の出展者が集中する9,10,11ホールではなく、わざわざ海外の出展者と隣接するブースを選ぶほどのこだわりようです。


さて、当社のお客様が数多く出展されている9,10,11ホールは、海外の出展者が集まる1~8ホールからいったん外に出た別棟にあるのですが、 こちらも大勢の来場者で賑わっていました。
地方自治体が主体となって出展者を募り、地場の食材を活かした様々な製品が並んでいます。
今回我が福島県は「ふくしまプライド」を銘打って、会津、中通り、浜通りから28社が集結しました。
震災からまる7年を経た今も、風評被害が払しょくできたとは言えない現実があります。
様々な試みを続けながら消費者の信頼を取り戻さなければならず、当社としても微力ながらお手伝いができないかと思うところです。
今年のフーデックスでも、当社の製品をご愛顧いただいている多くのお客様とお会いすることができました。
お忙しい中、貴重なお時間を割いていただきまして、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。






































代表取締役社長
七島 徹

2018.02.23

柏洋通信Vol.64

 【ガラスびんフォーラム創立50年記念祝賀会が開催されました。】(2/23)

◆冒頭の小西ガラスびんフォーラム会長の挨拶では、会員各社の社長も壇上に並びました。

◆素晴らしいジャズの演奏に酔いしれました。

◆最後は大久保社長の関東一本締めで、大盛況のうちに終了しました。

 2月16日、ガラスびんフォーラムの創立50年を祝う祝賀会が、品川プリンスホテルで盛大に開催されました。
ガラスびんフォーラムとは、ガラスびん中小メーカーで構成する団体で、 1967年12月に全国自動壜工業会として、当社を含む9社で産声を上げました。
その後1990年3月に現在の名称に変更し、50年を経た現在は、 医薬品、食品、お酒、化粧品など、各社がそれぞれの得意分野で活躍する7社で構成されています。
その間1990年にガラスびんの生産量はピークを迎えますが、残念ながらその後市場ニーズやライフスタイルの変化に伴い、 ガラスびん需要はダウントレンドが続いていると言わざるを得ません。
それでもガラスびんの持つ安全性や高いリサイクル性、そして何より他の容器が持ちえない確かな存在観や高級感は、 多くの消費者に支持され続けています。

さて、当日は経済産業省をはじめ、多くの関係団体や日頃お世話になっている企業の皆様にお集まりいただき、 賑やか中にも和気あいあいとした雰囲気の祝賀会となりました。
ご来賓のご祝辞では、現在ホットな話題となっている、マイクロプラスチックによる海洋汚染に触れられたものもありました。
廃棄物となったプラスチックは完全に分解されることなく、微細な破片となって海中を漂い、 それらが食物連鎖の過程でより大きな魚に蓄積されていく現象が問題視されています。
ヨーロッパの一部では、樹脂容器のリサイクル率をもう一段引き上げる措置や、 課税を含む様々な規制を検討している国があるとか。
ガラスびんの持つ元々の特性は、一般消費者の間でも理解は進んでいると思いますが、 仮にガラスびんが海洋に廃棄物として投棄されたとしても、波間を漂う内に次第に細かく分解され、 最終的には無害な砂に変わっていくことは、意外に知られていない事実だと思います。
ガラスは割れるからこそ原料としてまた窯に戻るし、海の砂にも帰るのです。
これからは無理なく自然と同化できる容器が、新たな選択肢になるのでは。
そう考えると、何やらわくわくしてくるのは、ガラスびんメーカーの社長だけではないでしょう。

その後はテーブルを越え、グラスマン同士の歓談の輪が広がります。
そして、関根敏行トリオをバックに河埜亜弓さんの素晴らしいボーカルで、 祝賀会のボルテージは一気に最高潮に達しました。
大いに盛り上がりを見せた祝賀会も、いよいよ終わりの時が近づいてきました。
これまでの50年に感謝しつつこれからの50年に向け、ガラスびんフォーラムのみならず、 ガラスびんに関わる全ての団体、企業、そして関係者の方々の繁栄を祈念し、華やかに関東一本締めでお開きとなりました。
最後になりましたが祝賀会の開催に当たり、小西ガラスびんフォーラム会長をはじめ、 お手伝いいただきましたスタッフや事務局の皆様に、この場を借りて改めて御礼申し上げます。

代表取締役社長
七島 徹

2018.02.02

柏洋通信Vol.63

 【みやぎ食品・飲料販路開拓展示商談会に行ってきました。】(2/2)

◆及川社長のお話では、東日本大震災で4つの工場のうち、3つが津波で流されてしまったそうです。ようやく再建に目処がつきつつあるとのことで、当社のガラスびんがお役に立てばうれしい限りです。

◆最近ガラスびんをリニューアルされ、新製品の「大葉のジェノベーゼ」を市場に投入。粟野代表、大ヒット期待しています!

◆トマトにとことんこだわるデリシャスファームの今野専務。新製品の「トマトジュレ」にモンブラン140を採用していただきました。

◆当日は多くのバイヤーが詰め掛け、地元テレビ局の取材も入っていました。別の開場では個別の商談会も行われていました。

◆三陸オーシャン様は海鞘(ほや)一筋。「独特の香り」が魅力の海鞘ですが、流通の方法が悪ければ、それが「臭い」に変わり敬遠されます。木村社長は本当の海鞘をもっと知ってもらいたいと、意欲的に取り組んでおられます。

◆(株)ファーマーズ・フォレスト松本社長。社長自らの実践に基づく貴重なお話に、多くの気づきをいただきました。

 1月30日、宮城県仙台市のみやぎ産業交流センター(夢メッセみやぎ)で開催された、みやぎ食品・飲料販路開拓展示商談会に行ってきました。
このイベントは、宮城県内の農産・水産品と、それらを活用した加工食品や飲料の販路拡大を目的に、日本全国はもとより、 海外のマーケットをも見据えたビジネスマッチングの場として企画されたものです。
出展者はいずれもそれぞれの地元で頑張っている企業ですが、こうした機会に慣れていないところも多く、 海外への販路開拓にはジェトロが、国内の販路開拓には「フーデックス」で定評のある日本能率協会が全面的にサポートしています。
会場には80社以上が集まり、バイヤーたちとの商談にも熱が入ります。
当社の製品をお使いのお客様にも、しっかりご挨拶してきました。
商談でお忙しいところ、快くご対応いただきまして、この場を借りて、改めて御礼申し上げます。



同時に「食」に関するセミナーも開催され、当社のお客様でもある(株)ファーマーズ・フォレストの松本代表取締役が、講師として登壇されました。
松本さんは(株)ファーマーズ・フォレストの社長として、栃木県の道の駅「ロマンチック村」を中心に、地場の産品を活用した商品を幅広く展開されています。
当社もそうした中の一つである、クラフトビールでお世話になっています。
地域に根差した事業は物販に留まらず、こと消費を促すイベントの企画・運営や、全く新しい体験型旅行の提供など、我々の常識を遥かに超えて広がりを見せています。
松本さんはこうしたビジネスマンの顔を持つ一方、「農業と食、地域資源を結ぶ総合プロデューサー」として、地方を活性化するコンサルタントとしてもご活躍されています。
今回は「地方創生時代の集客方法や、稼ぐ仕組みづくりについて」のタイトルで、1時間超お話されました。
当社とは分野は異なるものの、幾つかのヒントをいただいと感じています。



「プロダクトインからマーケットイン」と言われて久しいですが、本当の顧客はだれなのか。
顧客の話は聞いているつもりでも、顧客の本当のニーズを掴んでいるのか。
松本さんのお話を伺いながら、当社の新製品開発の過程で、ここまで突き詰めてきたのか、自分たちの独りよがりになっていないか、改めて考えさせられました。
もう一つ、気になるエピソードを伺いました。
松本さんの会社では「大谷アンダーグラウンド」という体験型の旅行を企画していますが、大変好評だそうです。
栃木県の名産にかつて大谷石がありました。
現在は建築の志向も変わり、需要はすっかり落ちてしまいました。
石を切り出した現場は今や多くが廃坑と化し、地元ではすっかり負の遺産だと思われていました。
ところが、廃坑の奥深くに水が溜まり、まるで地底湖のような幻想的な風景が広がっていたのです。
これが新たな観光資源として蘇りました。
自社の持つ魅力や価値をきちんと理解し、活かしているのかを問われていると、「ハッとした」瞬間でした。
ここ「夢メッセみやぎ」では、新たなお客様との出会いと、柏洋硝子を見つめ直す貴重な機会をいただきました。
















































代表取締役社長
七島 徹

2018.01.26

柏洋通信Vol.62

 【スマート工場EXPOに行ってきました。】(1/26)

 東京ビッグサイトで1月17日から19日の日程で開催された、第二回スマート工場EXPOに行ってきました。
スマート工場とは、高度なファクトリーオートメーションに加えて、 工場内のあらゆる機器/設備 あるいは工場と工場を通信で常時つなげ、 IoT化することで生産革新を実現する次世代型の工場(主催者HPより)を意味することは、既にお馴染みです。
IoTやインダストリー4.0、AIなどの言葉は、テレビや新聞で目にしない日はないと言っても過言ではないでしょう。
ドイツやアメリカが先行し、日本でも大企業への具体的な導入例が続々と報道されています。
元々は製造業の生産性の向上を前提とした取り組みだと理解していたのですが、 今ではサービスや金融の世界での導入も進んでいるようです。
大企業はもとより、実は中小企業こそがIoTで劇的に変われるのだ、などと聞くにつけ、 最先端を行く工場で今何が起きているのか、何が起きようとしているのか、 自分の目で確かめなければならないという強い衝動にかられました。
また、当社の技術系の役職者にも参加を促し、係長以上全員がスマート工場の今と未来を体感してきました。
彼らにとっても大きな刺激になったと思います。

私は二日目の18日にビッグサイトを訪れました。
まず驚かされたのが会場の人の多さです。
高度な技術に特化した内容だけに、これほど動員力のある展示会は珍しいと感じました。
主催者側の発表によれば、同時開催のクルマやロボット関連までを含めると、11万人以上が集まったそうです。
事前に書籍やネットである程度勉強はしてきましたが、全体像を掴もうと出席したセミナー「AIとIoTが進化させるスマート工場の未来」では、 主催者側の予想を遥かに超える2,000名以上の応募があり、収容できない人たちのために急遽ビデオで視聴できる会場まで用意したとのこと。
これだけでもIoTへの関心が、沸騰していることが分かります。

今回は第一回目の昨年に比べ、出展した企業の数は倍以上に増えています。
会場のあちらこちらで機器のデモンストレーションや、システムのプレゼンテーションが行われ、 多くの来場者が足を止め、熱心に説明に聞き入っていました。
大企業向けの大掛かりで高価なシステムばかりではありません。
従来から使っている古い機器や設備に後付けでセンサーを装着し、そこから得られるデータ―を通信で集約し、 製造ラインの現実の姿を見える化するシステムが数多く展示されています。中小企業にも手が届く、 そこそこの額の投資で工場をスマート化することが可能だと、改めて認識できました。
その他にもAIを駆使し画像処理を高度化するためのソフトや、 AR(拡張現実感)を活用して視線上に様々な情報を投影するスマートグラス(眼鏡)などなど、とても一日では回りきれません。

当社でも日常的に数多くの機器や設備が稼働しています。
そうしたものが何らかの理由で停止することは、積もり積もれば大きな生産ロスにつながります。
IoTの導入で可視化できるから問題点を的確に把握でき、迅速かつ適切な対応が取れるのです。
これから人手の確保が増々難しくなることを考えると、IoTで現在人が直接行っている点検作業を効率化することはもちろんのこと、 機器や設備の異常事態を予測して、トラブルを未然に防ぐ予防保全まで視野に入ってきます。
当社にとって工場のスマート化は夢の世界の話ではなく、目の前の課題を克服するための、極めて現実的な取り組みなのだと理解できました。

代表取締役社長
七島 徹

2018.01.11

柏洋通信Vol.61

 【二本松市の賀詞交歓会に出席しました。】(1/11)

 多くの会社で仕事始めとなった1月5日、二本松市では恒例の賀詞交歓会が開催され、私も出席しました。
今年も二本松商工会議所とあだたら商工会との共催です。
国会議員や県会議員のご来賓も含め総勢300名近くが集まり、新春にふさわしい華やかな会となりました。

冒頭、二本松商工会議所の会頭と二本松市長のご挨拶では、景気は穏やかに持ち直してはいるものの、 まだまだ地方や中小企業までには至っておらず、人口減少はさらに地方を疲弊させること、また福島県は農産物を中心に、 今も東日本大震災の風評被害が続く厳しい状況に触れられました。
こうしたお話を聞くにつけ、今年も決して楽観できない現実を改めて認識した次第。
未だお屠蘇気分の抜けきれぬ私でしたが、経営者として自身の会社の業績ばかりではなく、 地域の発展にもどのように貢献すべきかを考える、またとない機会になりました。

さて、今年の私の目標は、良きにつけ悪しきにつけ、何事も曖昧にせずに決着をつけることです。
そのためにも「とことん、しつこく、あきらめず」を信条に、今年一年頑張って参る所存です。
そして、今年もまた「柏洋通信」をよろしくお願い致します。

代表取締役社長
七島 徹